皆さん、こんにちは!
スローシティプロジェクトのサブリーダーを務めております、川邑です。
リーダーに引き続き、第2回目のブログを担当させていただきます。
今回は、私自身が「スロー」という考え方に、より強く興味を持つようになったきっかけである、昨年のイタリア訪問についてお話しします。中でも印象に残っているのが、スローフード発祥の地であるブラ(Bra)を訪れたことです。

ブラでは、街のあちこちに食と暮らしが自然に結びついた風景が広がっていました。市場では、人々が会話を楽しみながら買い物をし、時間をかけて食材を選ぶ姿が見られます。また、滞在中に体験したバール文化も印象的でした。人々が日常の中でふらっとバールに立ち寄り、エスプレッソを飲みながら店員さんと短い会話を交わす。その何気ないやりとりに、暮らしの中の心地よい余白を感じました。街を歩く中で、地域に根付いたスパイス屋さんを訪れる機会もありました。そのお店では、店主が一人ひとりの話に耳を傾け、体調や悩みに合わせて漢方をその場で調合していました。効率よく商品を売るのではなく、目の前の人と向き合いながら商いをする姿がとても印象に残っています。こうした日常の営みこそが、地域の暮らしを支えているのだと感じました。

また、スローフード発祥のレストランを訪れ、サルシッチャをはじめとする伝統料理を味わうこともできました。どの料理も素材の味がしっかりと感じられ、食べることそのものをゆっくり楽しむ時間が流れていました。ただ「おいしい」だけでなく、料理の背景や土地の文化を感じながら食事をすることの豊かさを、改めて実感しました。

さらに訪れた食科学大学では、味だけでなく、食材の背景にある土地や文化、人とのつながりまで含めて食を学ぶ姿勢に触れ、「食べること」そのものへの向き合い方が大きく変わりました。
イタリアでのこのような経験を通して、「スロー」とは特別なことではなく、日常の中で目の前の時間や関係を大切にすることなのだと感じました。香取市にも、そんなスローを感じられる食や風景、暮らしの営みがたくさんあります。これからの活動を通して、その魅力を少しずつ伝えていけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!